前回は、「玄箱/HG」を Debian 5.0(lenny) 化しました。
Debian lenny はセキュリティアップデートの提供が終了していることもあり、今回 Debian 6.0(squeeze) 化しました。
作業記録
0. 前提条件
- 「玄箱/HG」へ次の手順で Debian 5.0(lenny) が構築されている。 ( 玄箱HG - Debian 5.0(lenny) 化! )
- 「玄箱/HG」への Debian 6.0(squeeze) の構築を想定。
- シリアルコンソールは使用しない。
- U-Boot 導入済みである。
- 作業を行うマシンは Linux Mint 13 Maya Telnet 接続ができれば、OS はなんでもよい。 ファームウェアに Windows 用インストーラがあるからといって、Windows である必要もない。
- 構築された squeeze のカーネルが古くてもカーネルのリコンパイルはしない。
1. 起動スクリプトの編集
Debian は 6.0(squeeze) 以降、起動スクリプトが LSB(= Linux Standard Base) に準拠している必要があるようだ。 “/etc/init.d/kuroevtd"、”/etc/init.d/kuro_boot" を編集する。
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2. パッケージリスト参照先変更
squeeze 用に “/etc/apt/sources.list” を編集する。 “lenny” を “squeeze” に変更するだけ。
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3. パッケージの更新
パッケージリストの更新、システムの更新、パッケージの更新を行う。
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質問には全てデフォルトで応答("Yes" or “No” なら “Yes")
Use dash as the default system shell (/bin/sh)?
には "no” で応答。
4. 確認
玄箱/HG をリブートし、Telnet ログイン時のメッセージを確認する。
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もしくは、以下のコマンドでも確認してみる。
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Debian は 6.0.6 で、Kernel は 2.6.25.1-kuroboxHG のようです。
参考サイト
その他
Kernel のバージョンが古いままであるが、今のところ特に必要性を感じないので、 Kernel 再構築はしなかった。 以前、i386 マシンでカーネル再構築した際のカーネルパニックを思い出すので。。。
これで、玄箱/HG が Debian 6.0(squeeze) 化されました。
あとは、普通に Debian サーバとしていじるだけです。 (その辺のことはブログ記事にはしないつもり)
以上。