Linux Mint にソースをビルドしてインストールした軽量 Web サーバ Nginx の基本的な設定についてです。
(Debian, Ubuntu 等 GNU 系ディストリビューションは同様だと思う)
ソースをビルドしてインストールする方法については過去記事を参照。
0. 前提条件
- Linux Mint 13 Maya (64bit) での作業を想定。
- Nginx 1.2.6 がソースビルドによりインストール済み。
- パッケージを利用してインストールした Nginx とはディレクトリ構成等が若干異なる。 (別途作成したヴァーチャルホストの設定ファイルを取り込む形式になっていたり・・・)
1. 基本設定
基本的(グローバル)な設定は /usr/local/nginx/conf/nginx.conf
で行う。
取り急ぎ以下のようにした。(コメント部分は省略)
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エラーページについて、404.html
、50x.html
ファイルは実際のドキュメントルート(今回は /var/www/html
ディレクトリ)配下に置いたので、上記のようにした。
また、Nginx では .htaccess
等のドットファイルは使用しないので、アクセスを拒否しログ出力もオフにした。(全てのドットファイルについて)
2. バーチャルホスト設定
バーチャルホストの設定は、設定ファイル /usr/local/nginx/conf/nginx.conf
内で server
ディレクティブを作成して行う。
今回は、特にバーチャルホストの設定はしないので編集しない。
3. 設定ファイル文法チェック
作成・編集した設定ファイルの文法が誤っていないかチェックしてみる。
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4. Nginx リロード
設定有効化のため、 Nginx をリロード(当然、起動していなければ起動)する。
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5. 確認
ブラウザで http://127.0.0.1/
にアクセスしてみて、サーバルート(今回は /var/www/html/
)に用意した index.html
のページが表示されれば OK.
これで、静的な HTML は表示可能となった。
今回は取り急ぎ単純なページを表示させるだけの作業だったが、実際には PHP を動かせるようにしたり、キャッシュの対応をしたり、セキュアな対応をしたり等々する必要がある。
以上。