当記事執筆時点、Git は 1.9.1 が最新ですが、Scientific Linux 6.5, CentOS 6.5 の標準リポジトリでは 1.7.1, Linux Mint 13 では 1.7.9.5 と若干古いです。
そこで、ソースを取得後ビルドしてインストールしてみました。
0. 前提条件
- Scientific Linux 6.5 での作業を想定。
(CentOS 等の Redhat 系ディストリビューションなら同様) - Git サーバとして運用することを想定。
- 当記事執筆時点で、ソースは 1.9.0 までしか公開されていないので Git 1.9.0 をインストールすることにする。
- クライント側から要求があった場合のみ Git サーバを起動するようにするために xinetd を使用する。
- xinetd サーバ導入済みであることを想定。
- Git リポジトリユーザディレクトリは “/var/lib/git/public_git” を想定。
- ドキュメントはインストールしない。
- すべて root ユーザで作用することを想定。
- 既に Git がインストール済みなら、アンインストールしておく。(アンインストールしなくても問題はないが)
1. 事前準備
ビルドに必要にパッケージが未インストールならインストールしておく。
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2. アーカイブ取得
「Downloads - git-core - Git - the stupid content tracker - Google Project Hosting」から最新バージョンの tar.gz ファイルをダウンロード&展開する。
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3. ビルド
以下のように ./configure
, make
, make install
する。
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4. インストール確認
バージョン情報を表示させて、インストールされたことを確認する。
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Git サーバとして運用しないのなら、以降の作業は不要。
5. xinetd 設定ファイル作成
“libexec” ディレクトリの場所は configure
時の prefix
値なので注意。
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6. xinetd 再起動
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7. Git リポジトリ作成
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8. Git 用グループ作成
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9. Git クライアント設定
前項までで Git サーバにリポジトリが準備できたので、クライアント側から各種 Git 操作が可能となっているはず。
Git の基本的な使用方法になるので、ここでは説明しない。
参考サイト
今回の方法と若干異なるが、以下のサイトも参考になる。
Git のバージョン違いが原因で影響が出ることはないでしょうが、やはり新しいほうが気分も良いので。。。
以上。