Debian GNU/Linux 9 (Stretch) にカラムストア機能付き全文検索エンジン Groonga を Groonga の公式リポジトリを使用して導入する方法についての記録です。
以前古いバージョンでの作業時に残していた記録を参考に作業を行い、今回更新した作業記録を貼付する形式の内容となっています。
(当然ながら、興味がなければスルーしてください)
0. 前提条件
- Debian GNU/Linux 9 (Stretch) での作業を想定。
- 当記事執筆時点で最新の Groonga 7.0.4 をインストールする。
- トークナイザとして MeCab を使用することを想定。
- トークンフィルタとして TokenFilterStem を使用することを想定。
- ノーマライザとして MySQL 互換の groonga-normalizer-mysql を使用することを想定。(将来、 Mroonga を使用することを想定)
- ここでは、全文検索がどういうものかという説明はしない。
- root ユーザでの作業を想定。
- 以下の説明内で出力するデータは、可読性を考慮して整形している。
1. 日本語形態素解析器 MeCab のインストール
トークナイザとして MeCab を使用するので、インストールしておく。
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2. ソースリストの追加
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3. インストール
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apt-transport-https
は、 “/etc/apt/sources.list.d/groonga.list” 内のhttps
を扱うために必要なパッケージ。
apt update
時に GPG 公開鍵に関するエラーが出力される場合は、以下のようにした後に再試行する。(--keyserver
で指定するキーサーバは keyring.debian.org
でなくとも、キーが存在するなら別のキーサーバでもよい(keyring.debian.org
, wwwkeys.pgp.net
等でもよいだろうが、現時点ではキーが存在しない))
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GPG キー取得時に dirmngr
が存在しない旨のエラーが出る場合は apt -y install dirmngr
で dirmngr をインストールする。
但し、170629 時点では、 最初の apt -y update
で別の GPG エラーが出る
170703 時点では、 “https://packages.groonga.org/debian/” の stretch が改修され、問題は解消した
4. トークナイザ MeCab のインストール
(トクーナイザとして MeCab を使用しないのなら、この作業は不要)
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5. トークンフィルタ TokeFilterStem のインストール
(トークンフィルタとして TokeFilterStem を使用しないのなら、この作業は不要)
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6. MySQL 互換ノーマライザのインストール
(ノーマライザとして groonga-normalizer-mysql を使用しないのなら、この作業は不要)
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7. インストール確認
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8. 動作確認
(過去記事「Linux Mint - Groonga インストール(by ソースビルド)!」を参照)
9. 参考サイト
以上。