Debian GNU/Linux 9 (Stretch) に Ruby 2.4 をソースをビルドしてインストール方法についての記録です。
以前古いバージョンでの作業時に残していた記録を参考に作業を行い、今回更新した作業記録を貼付する形式の内容となっています。
(当然ながら、興味がなければスルーしてください)
0. 前提条件
- Debian GNU/Linux 9 (Stretch) での作業を想定。
- 接続元のマシンは LMDE2(Linux Mint Debian Edition 2)(64bit) を想定。
- インストールする Ruby は 2.4.1-p111
- root ユーザでの作業を想定。
1. 必要パッケージのインストール
Ruby のインストールに必要なパッケージを予めインストールする。(他に必要なものがあればインストールする)
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2. アーカイブファイルのダウンロード&展開
アーカイブファイルをダンロードし、展開する。(ダンロード先は “/usr/local/src” としている)
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3. ビルド&インストール
ビルドインストールは以下のように行う。(よくある .configure
, make
, make install
)
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4. インストールの確認
バージョンを表示させてみて、インストールできているか確認する。
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5. ドキュメントの非インストール設定
サーバ環境には RubyGems ライブラリのドキュメントは不要なので、 RubyGems ライブラリインストール時にドキュメントをインストールしないように設定する。
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ちなみに、今ではもはや --no-ri
, --no-rdoc
というオプションは Deprecated(非推奨)。(gem help install
で確認)
6. gem の最新化
今後のために、gem を最新に更新しておく。
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7. 動作確認
適当にコーディングして、正常に動作するか確認する。
Ruby スクリプトファイルを作成して実行してもよいし、irb
や pry
でコーディングしてもよい。以下はコマンドラインから実行した例。
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以上。