画像操作/表示ツール ImageMagick 7 を Linux へソースをビルドしてインストールする方法についての記録です。
0. 前提条件
- LMDE 2 (Linux Mint Debian Edition 2) での作業を想定。
- 当記事執筆時点で最新の 7.0.6-4 を、ソースをビルドしてインストールする。
- ImageMagick 7 系は 6 系とコマンドやオプションの使用方法が異なる部分がある。
しかし、 6 系の使用方法も一応サポートされている。
1. インストール済み ImageMagick のバージョンの確認
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2. アーカイブ取得&展開
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ダウンロードは https://www.imagemagick.org/download/ImageMagick.tar.gz
でもよいし、以下の一覧からミラーサイトを選んでもよい。
3. コンパイル
Makefile を作成後、コンパイルする。
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4. インストール
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5. ランタイムリンクの設定
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6. インストールの確認
インストールできているか、バージョンを表示して確認してみる。(コマンドは magick
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/usr/local/bin/identify -version
等でもよい。(identify -version
だと、 PATH の関係でインストール済みの古い ImageMagick のバージョンが表示されるので注意)
7. 動作確認
ロゴ画像を作成してみる。
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logo.gif を確認して、異常がないか確認する。
また、より包括的なテストを行いたければ、以下を実行する。
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最低限 Ghostscript に関するテストに成功すること。さもないと、 EPS や PS, PDF に関するテストに失敗する。
問題がなければ、インストール作業は完了。
8. 注意
- ImageMagick 7 系は、 6 系とコマンドやオプションの使い方の異なる部分がある。
9. 参考サイト
以上。