Fortran 90/95 で多倍長演算をすべく、ライブラリ FMLIB をインストールしました。
0. 前提条件
- LMDE 3 (Linuz Mint Debian Edition 3; 64bit) での作業を想定。
- GCC 6.3.0 でのビルド(コンパイル&リンク)を想定。
1. FMLIB について
FMLIB とは、 Fortran 90/95 用の多倍長演算パッケージである。
2. ファイルの準備
「こちら」のページ内から FM_files.zip というアーカイブファイルをダウンロードし、展開しておく。(必要なファイルを個別にダウンロードしてもよいが、当記事執筆時点では、各ファイルが PDF 化されていて扱いにくい)
そして、展開したディレクトリ内から、以下のファイルを適当な(コンパイル用)ディレクトリ内に配置する。
fm.f95
fmzm90.f95
fmsave.f95
TestFM.f95
SampleFM.f95
SampleFM.chk
FM_User_Manual.txt
3. モジュール等のコンパイル
1 2 3 |
|
4. テストプログラムのコンパイル&リンク、実行
1 2 3 |
|
TEMPFM
, TestFM.out
, FMERRMSG.out
というファイルが生成される。
5. サンプルプログラムのコンパイル&リンク、実行
1 2 3 |
|
SampleFM.out
というファイルが生成されるので、 SampleFM.chk
と内容が同じであることを確認する。
次回、 FMLIB を実際に使用して計算してみたいと思います。
以上。