Windows – バッチファイルで休止状態に!
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今日は、Windowsでバッチコマンドを使って、PCを休止状態にする方法です。
通常、Windowsでバッチコマンドを使って、PCをシャットダウンしたり、再起動したりする場合は、「 shutdown 」コマンドを使用しますが、コマンドの引数には「 休止状態 」にするものがありません。 つまり、「 shutdown 」コマンドではPCを「 休止状態 」にすることは不可能です。
以下参照。
使用法: shutdown [-i | -l | -s | -r | -a] [-f] [-m \\コンピュータ名] [-t xx] [-c
"コメント"] [-d up:xx:yy]
引数なし このメッセージを表示します (-? と同じです)
-i GUI インターフェイスを表示します。このオプ
ションは最初に指定する必要があります
-l ログオフ (-m オプションとは併用できません)
-s コンピュータをシャットダウンします
-r コンピュータをシャットダウンして再起動します
-a システム シャットダウンを中止します
-m \\コンピュータ名 シャットダウン/再起動/中止するリモート コン
ピュータの名前です
-t xx シャットダウンのタイムアウトを xx 秒に設定
します
-c "コメント" シャットダウンのコメントです (127 文字まで)
-f 実行中のアプリケーションを警告なしに閉じます
-d [u][p]:xx:yy シャットダウンの理由コードです
u = ユーザー コード
p = 計画されたシャットダウンのコード
xx = 重大な理由コード (255 以下の正の整数)
yy = 重大ではない理由コード (65535 以下の正の
整数)
どうしても、バッチコマンドで「 休止状態 」にしたい場合は、以下のようにすることでできます。
%windir%\System32\rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState
ちなみに、うちのPCの場合、環境変数「 windir 」は「 C:\Windows 」です。
上記をバッチファイルとして実行すれば、PCが「 休止状態 」になります。
しかし、注意が必要です。
Windowsのスタートボタンからシャットダウンメニューを選んで実行する「 休止状態 」や、ある時間PC操作が無かったときに自動で実行させる「 休止状態 」とは性質がチョット違うようです。
具体的には、PCにアイオーデータのTVチューナボードをセットしている場合、バッチコマンドから「 休止状態 」にした場合は、いざ録画予定時間になっても「 休止状態 」から復帰できません。 これは、他のサイトでもあちこち報告されていることです。 なので、要注意です。 アイオーデータさんでも「 休止状態 」からの復帰は保証外としているようです。
ま、そんな使い方をしていない方なら、結構便利なバッチコマンドではないでしょうか!?
じゃあ、また。
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