玄箱HG - フラッシュのバックアップ!

Updated:


今度、うちのDebian4.0(Etch)化済みの玄箱HGをDebian5.0(Lenny)化しようと考えているところです。

そこで、いろいろ調べていると、

通常玄箱は、本体のフラッシュ上のkernel2.4でブートした後、loader.oによりHDDのkernel2.6に切り替えて動作しているようです。 しかしLennyはkernel2.6でブートしなければいけないとのこと。

つまりは、 事前にEtchの環境で「U−Boot」化し、kernel2.6でブートできるようにしておく必要があるようです。 ※「U−Boot」とは何かについては、ここでは説明しません。

ちなみに、「U−Boot」化しなくても、DebianをLenny化する方法もあるようです。

今日は、万が一「U−Boot」化後に、元に戻したくなるといけないので、フラッシュをバックアップしておくとにします。

忘れるといけないので以下に記録しておきます。

作業記録

■前提条件

  • 玄箱HGにはDebian4.0(Etch)がインストール済みである。
  • EMモードではなく、Debian側での作業である。
  • 作業するDebianのカーネルバージョンは「2.6.20」である。
  • これは個人的な記録ですので、この記事を参考に作業をされるのであれば、※自己責任※でお願いします。

以下は当方の場合の例です。

# mkdir /mnt/share/BACKUP_mtd       ← バックアップ用ディレクトリの作成

# cd /mnt/share/BACKUP_mtd        ← バックアップ用ディレクトリへ移動

# cat/dev/mtdblock0 > bak_mtdblock0 ← 設定保存用:アドレスOxOO380000~OxOO400000(512KB)

# cat/dev/mtdblock1 > bak_mtdblock1 ← ファームウェア:アドレスOxOOOOOOOO~OxOO300000(3MB)

# cat/dev/mtdblock2 > bak_mtdblock2 ← ブートコード(起動先の設定):アドレスOxOO300000~OxOO370000(448KB)

# cat/dev/mtdblock3 > bak_mtdblock3 ← 起動ステータス:アドレスOxOO370000~OxOO380000(64KB)

# cat/dev/mtdblock4 > bak_mtdblock4 ← Ftash全体;アドレスOxOOOOOOOO-OxOO400000(4MB)

※mtdblock4はFtash全体のバックアップなのでやってもやらなくても良いみたいです。 ※カーネルのバージョンによって、「mtdblock」の部分が違います。こちらを参照。


今日の作業は以上です。

ではまた。





 

Sponsored Link

 

Comments