PXEブートでMemtest86+!
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先日、ネットワークブートでOSのインストールができるようにと、「PXEサーバ」を構築しましたが、 今日は、PXEブートでメモリテスト「Memtest86+」を実行できるようにしました。
忘れるといけないので、記録しておきます。
作業記録
【前提条件】
- こちらの記事「CentOS − PXEサーバ構築」でメニュー形式でのPXEブートが可能になっていること。
1.アーカイブファイル準備
こちら[http://www.memtest.org/]から「Memtest86+」の「Pre-Compiled Bootable Binary (ver.4.00)」(memtest86+-4.00.zip)をダウンロードして展開する。
2.ファイルコピー
「/tftpboot/pxe」ディレクトリに「memtest86」ディレクトリを作成する。 そして、先ほど展開してできたファイル「memtest86+4.00.bin」を「memtest86+」にリネームして「/tftpboot/pxe/memtest86」にコピーする。
3.メニュー修正
「/tftpboot/pxe/pxelinux.cfg/default」に「memtest86+」用の記述を追加する。
#vi /tftpboot/pxe/pxelinux.cfg/default
DEFAULT syslinux/menu.c32
MENU TITLE **** PXE Boot Menu ****
LABEL 1
MENU LABEL ^1. Boot from Local HDD
localboot 1
LABEL 2 ← 追加
MENU LABEL ^2. Memtest86+ 4.00 ← 追加
KERNEL memtest86/memtest86+ ← 追加
LABEL 3
MENU LABEL ^3. Install CentOS 5.4
KERNEL centos_5-4/vmlinuz
APPEND load initrd=centos_5-4/initrd.img devfs=nomount
LABEL 4
MENU LABEL ^4. Install Fedora 12
KERNEL fedora_12/vmlinuz
APPEND load initrd=fedora_12/initrd.img devfs=nomount
4.DHCPサーバ再起動
設定変更を反映させるため、DHCPサーバを再起動する。
# service dhcpd restart
5.確認
メモリテストを行うマシンでネットワークブートする。 メニューが表示されたら、「Memtest86+ 4.00」を選択・実行する。
作業は以上です。 PXEブートは必ずISOファイルをマウントしないとダメかと思っていましたが、イメージファイルを直接実行させることもできるんですね。
色々できるんで、CDやDVDが増えず助かります。
ではまた。
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