VMware Player - 仮想マシンのコピー!

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仮想マシン実行環境 VMware Player で一度作成した仮想マシンをコピーすることが頻繁ではないにしてもあると思います。 コピー自体は単純ですが、コピー後の環境でネットワークが繋がらないということが発生することがあります。 今日は、仮想マシン(ゲストOSは CentOS を想定)のコピーからネットワークの調整までを記録しておきます。 ※自分の今後のための記録です。実際には環境等によって作業手順が異なる場合があるかもしれませんので悪しからず。

以下が作業記録です。

Ⅰ.仮想マシンコピー

仮想マシンのコピーだけでなく、仮想マシンの名前を変更する場合は2からの作業です。

1.フォルダコピー

コピーしたい仮想マシンのフォルダをフォルダごとコピーします。

2.フォルダ名、ファイル名変更

仮想マシンのフォルダ名、ファイル名(nvram, vmdk, vmsd, vmx, vmxf)を変更後のものにする。

3.vmxファイル、vmxfファイルの編集

vmxファイル、vmxfファイルを開き、ファイル名の部分を全て変更後のものにする。

Ⅱ.ネットワーク設定の調整

上記のように仮想マシンをコピーした場合は、仮想マシン起動時に「Device eth0 does not seem to be present, delaying initialization」と表示され、ネットワークが繋がらない場合があります。 その場合は以下のようにします。(ゲストOSは CentOS を想定)

1.ネットワーク設定確認

以下のコマンドを実行してみて、eth0 が存在しない事を確認する。

# ifconfig -a

2.ファイル 70-persistent-net.rules の編集

ファイル “/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules” を開き、NAME=”eth0” と記述されてる行を削除する。 さらに、NAME=”eth1” と記述されている箇所を NAME=”eth0” に変更する。

3.仮想マシン再起動

上記の変更を有効にするために仮想マシンを再起動する。

4.MAC アドレスの確認

以下のコマンドを実行して eth0 の MAC アドレスを確認しメモしておく。

# ifconfig -a

5.ファイル ifcfg-eth0 の編集

ファイル “/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0” を開き、HWADDR の箇所を先ほどメモした MAC アドレスに変更する。

6.仮想マシン再起動

ネットワークを起動するために仮想マシンを再起動する。 もしくは、コマンド “ifup eth0” を実行する。(eth0 が起動します)

7.接続確認

ping コマンドを実行してみるなりして、ネットワークが繋がるか確認する。


以上。





 

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