VMware - 仮想マシンイメージのコピーでネットワーク接続不可に!
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仮想マシン VMware Player 等の VMware 製品で、都合により仮想マシンのディスクイメージの配置先を変更した場合の処理についてです。
仮想マシンイメージの配置先変更後最初の起動時にイメージを「移動した」のか「コピーした」のか聞かれると思います。 「移動した」のならそれでよいのですが、誤って「コピーした」を選択するとゲストOSにネットワーク接続ができなくなるという現象に遭遇します。
実際、ifconfig コマンドで確認しても eth0 や eth1 は無く lo だけしか表示されません。
当方で確認したゲストOSは CentOS 6.2 です。
原因と対策
当方が確認した VMware は Player 4.0.4 です。 VMware Player の他のバージョンや VMware Server 等の他の製品でも同様だと思います。(未確認)
原因
- 仮想マシンイメージをコピーすると、ネットワークの MAC アドレスが変更される。
- ゲストOS(今回は CentOS)側では、違うネットワークカードと認識する。
- 既存の eth0 が eth1 に変更になり、新規のネットワークが eth0 として作られる。
- eth0 が eth1 に変更になっている上に eth1 の設定がないため、ネットワークにアクセスできなくなる。
対処(1) udev ルールファイル修正
eth0 用と eth1 用の記述が存在するはず。 eth1 の部分に記述されている MAC アドレスが本来の MAC アドレスなので、その MAC アドレスを eth0 の MAC アドレス部分に上書きする。 そして、eth1 は不要になるので削除する。
対処(2) ifcfg-eth0 の修正
ifcfg-eth0 に記述されている HWADDR = XX:XX:XX:XX:XX:XX は不要なので削除する。 そして、ゲストOSを再起動する。 これで、ネットワーク接続が問題なくできるはずです。 また、ifconfig コマンドでも eth0 が表示されます。
参考サイト
今回はゲストOSが CentOS のケースでしたが、もし VMware でイメージの配置場所を移動してネットワークが繋がらなくなったら、MAC アドレスの変更を疑ってみたら解決するかもしれません。
以上。
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