CentOS - 起動時プログレスバー非表示設定!

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CentOS や Scientific Linux の Redhat クローンの Linux では、起動時に画面下部にプログレスバーが表示されます。

プログレスバー表示中に ESC キー等キーボードを押下するとブートメッセージが表示されますが、デフォルトでブートメッセージを表示させることも可能のようなので、その設定について記録しておくことにします。

作業記録

0. 前提条件

  • Scientific Linux 6.3 での作業を想定していますが、古いバージョンや CentOS でも同様です。

1. 設定変更前の起動画面

設定変更前は起動時に以下のようにプログレスバーが表示される。

BOOT_SCREEN_1

2. 設定変更

/boot/grub/grub.conf を編集する。 該当のバージョンのカーネル(大抵は一番上にあるカーネル)の kernel 行の rhgbquiet を削除する。

【変更前】

        kernel /vmlinuz-2.6.32-279.5.1.el6.x86_64 ro 
root=/dev/mapper/vg_vbox-lv_root rd_NO_LUKS  KEYBOARDTYPE=pc 
KEYTABLE=jp106 rd_NO_MD crashkernel=auto rd_LVM_LV=vg_vbox/lv_swap 
rd_LVM_LV=vg_vbox/lv_root LANG=ja_JP.UTF-8 rd_NO_DM rhgb quiet

 ↓ 【変更後】

        kernel /vmlinuz-2.6.32-279.5.1.el6.x86_64 ro 
root=/dev/mapper/vg_vbox-lv_root rd_NO_LUKS  KEYBOARDTYPE=pc 
KEYTABLE=jp106 rd_NO_MD crashkernel=auto rd_LVM_LV=vg_vbox/lv_swap 
rd_LVM_LV=vg_vbox/lv_root LANG=ja_JP.UTF-8 rd_NO_DM

3. 設定変更後の起動画面

OS を再起動して起動画面を確認すると、以下のように自動で起動メッセージが表示されるはずです。

BOOT_SCREEN_2

4. その他

rhgbquiet については以下の通り。

  • rhgb “Red Hat Graphical Boot” の略。 システムのブートプロセスをグラフィカルに表示するオプション。 カーネルを経由して init に渡され、シェルスクリプト /etc/rc.sysinit の中で実行される。
  • quiet ほとんどのカーネルメッセージを抑制し、表示を行わないオプション。

rhgb を残して quiet だけ削除すると前半部分のメッセージは表示され、その後のプログレスバーも表示される。 quiet を残して rhgb だけ削除すると前半部分のメッセージは非表示になり、プログレスバー部分はプログレスバーではなくメッセージが表示される。


サーバ用途なら頻繁にマシンを再起動したりしないので、そんなに便利と言える内容でもありませんが、「こんなこともできますよ」というメモ程度のお話でした。

以上。





 

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