Scientific Linux - Google 日本語入力システム Mozc インストール!
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Scientific Linux の Gnome 環境に Google 日本語入力システム Mozc をインストールしてみました。
デフォルトの日本語入力システム Anthy に少し不満があったからです。
以下、作業記録です。
作業メモ
0. 前提条件
- Scientific Linux 6.3 (64bit) での作業を想定していますが、CentOS でも同じです。
- 以下の作業は root で行なっています。
1. リポジトリ設定
Scientific Linux 標準のリポジトリではインストールできません。 IKOINOBA リポジトリを使用します。
repo ファイルをダウンロードし、デフォルトで有効にならないよう編集する。 ( yum update 等で Mozc 以外のパッケージがこのリポジトリのパッケージに置き換わらないようにするため )
# cd /etc/yum.repos.d/
# wget http://download.opensuse.org/repositories/home:/sawaa/ScientificLinux_6/home:sawaa.repo
# vi home:sawaa.repo
# enabled=1 # 以下に修正
enabled=0
2. Mozc パッケージインストール
上記で当該リポジトリを無効化に設定しているので、以下のようにリポジトリを指定して Mozc, IBus-Mozc パッケージをインストールする。
# yum --enablerepo=home_sawaa -y install mozc ibus-mozc
3. マシン再起動
設定を有効化するためにマシンを再起動するか、もしくはログインし直す。
4. IBus 設定
Mozc を有効化するために設定する。
まず、タスクバーの IBus アイコンを右クリックして「設定」画面を開く。 ( [システム] - [設定] - [入力メソッド] から開いてもよい )
そして、「インプットメソッド」タブの「インプットメソッドの選択」で [日本語] - [Mozc] を選択し [追加] ボタンクリックする。
最後に、優先度を最優先にするために [上へ]・[下へ] ボタンでで「Mozc」を一番上に移動する。
5. 動作確認
日本語入力時 Mozc が利用できるようになっているか、テキストエディタ等で日本語変換を行なってみる。
日本語入力時タスクバーのアイコンが Mozc のものになり、
日本語変換時の候補画面も Mozc のものになる。
その他
以下の参考にしたサイトでは当該リポジトリを有効化にした状態で yum update
でシステム全体をアップデートしている。
これでは、Mozc と関係のないパッケージまで Mozc リポジトリのものにアップデートされてしまう。
今回当方は Mozc をインストールしたいだけなので、以下の参考サイトとは若干異なる方法(上記の方法)をとった。
今のところ、これで不具合は発生してない。
参考サイト
学習能力があるからでしょうか、Anthy よりかなり使いやすいと感じました。
今後 Linux デスクトップでは Mozc でやっていこうと決めました。(今のところ)
以上。
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