Tizen SDK - Linux Mint にインストール!
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Linux 系のモバイル用オープンソース OS である Tizen の SDK(開発ツール) を Linux Mint マシンにインストールし、エミュレータを動かしてみた際の記録です。
0. 前提条件
- Linux Mint 14 Nadia(64bit) での作業を想定。
1. ファイルダウンロード
Tizen SDK - Tizen Developers から該当のファイルを適当な場所にダウンロードする。
今回の環境(Linux Mint 64bit)では、Ubuntu 64bit 版 tizen-sdk-2.0-ubuntu64.bin
を使用できる。
ちなみに、Tizen SDK をインストールするには、以下の最低スペックが必要のようだ。
- CPU: Dual-Core 2 GHz 以上
- RAM: 2 GB 以上
- HDD 空き容量: 3 GB 以上
- Oracle Java v7 以上(OpenJDK は不可)
2. インストール
ダウンロードしたファイルに実行権限を付与し、インストールを開始する。
$ sudo chmod +x tizen-sdk-2.0-ubuntu64.bin
$ ./tizen-sdk-2.0-ubuntu64.bin
If you want to install TIZEN-SDK, you must install "expect" package(s).
環境によっては不足しているものあり、上記のようにエラーメッセージが表示されるので、インストールしておく。
問題がなければ、「Install Manager」が開始される。
インストールするので、デフォルトのまま「Next」ボタンをクリックする。
ラインセス同意のチェックを入れて、「Next」ボタンをクリックする。
インストールタイプを選択(取り敢えず推奨 Typical
)して、「Next」ボタンをクリックする。
インストール先を入力/選択して、「Next」ボタンをクリックする。
(インストール先は /home/<ユーザ名>
配下でなければならいようだ)
インストールが開始される。
当方の環境の場合は30分弱だったが、今時のマシンならもっと短時間でしょう。
インストールが完了する。
「Close」ボタンをクリックして、インストール作業を終了する。
(リリースノートを読まないのならチェックを外しておく)
3. エミュレータ起動
「Menu」-「」と辿り「Emulator Manager」をクリックする。
ターゲット選択画面が表示される。
「tizen2.0」-「x86-standard」の「« Create new… »」をクリックし、「Name」に取り敢えず test
と入力して、「confirm」ボタンをクリックする。
「test」が選択されていることを確認し、「Launch」ボタンをクリックする。
30秒くらいで言語選択画面が表示される。
ここでは選択の余地がないので、「English」を選択して「Next」ボタンをクリックする。(後で設定可能)
日時設定画面が表示される。
適切に設定し、「Next」ボタンをクリックする。
設定完了なので、「Finish」ボタンをクリックする。
ホーム画面が表示される。
設定等色々触ってみる。(当方、なぜかシェル画面は起動できなかった)
以下は日本語設定した後、Google で Web 検索してみた際の画面。
4. 参考サイト
- Tizen Developers - An open source, standards-based software platform for multiple device categories.
Tizen エミュレータがどんなものかを確認してみたかっただけです。
また、実際の開発は Tizen IDE(eclipseベース)で行うようです。
今回は Linux Mint にインストールしているので Tizen IDE 起動用のスクリプトは機能しません。
起動スクリプトを編集するか、直接 ide/eclipse
を実行すれば起動するはずです。
以上。
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