Linux Mint - tmux 2.1 のインストール(by ソースビルド)!

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ターミナルマルチプレクサ(仮想端末マネージャ)である tmux(Terminal MUltipleXer) の最新版を Linux Mint へインストールする方法についての記録です。

これまで Apt パッケージでインストールした tmux 1.8 を使用していました。
しかし、使用したいプラグインが tmux 1.9 未満ではインストールできないため、最新版の 2.1 をソースビルドでインストールすることとしました。

0. 前提条件

  • Linux Mint 17.2(64bit) での作業を想定。
  • Git でソースを取得するため Git がインストール済みであること。
  • 当記事執筆時点で最新の tmux 2.1 をインストールする。
  • Apt でインストールしていた tmux 1.8 はアンインストールしておく。

1. libevent-dev のインストール

libevent-dev 2.x のパッケージが必要なので未インストールならインストールする。
(以前は Apt では 2.x はインストールできずソースをビルドしてインストールする必要があったが、今は Apt で 2.x がインストール可能)

$ sudo apt-get install autoconf automake pkg-config libncurses5-dev libevent-dev

2. tmux のインストール

Git でソースを clone して、 configure, make, make install する。
(但し、configure 実行前に autogen.sh の実行が必要)

$ git clone https://github.com/tmux/tmux.git
$ cd tmux
$ ./autogen.sh
$ ./configure
$ make
$ sudo make install

3. tmux インストールの確認

端末から tmux と入力・実行して tmux が起動すればよい。
また、tmux コンソールが起動後にバージョンも確認してみる。

$ tmux -V
tmux 2.1

もしも、 tmux 起動時に以下のようなメッセージが出力されて起動しない場合は、

protocol version mismatch (client 8, server 7)

古いバージョンの tmux サーバのセッションが残っているため。
その場合は、以下のように起動中の tmux プロセスを kill すればよい。(厳密に PID をチェックして kill してもよい)

$ killall tmux

4. その他

その他、各種設定を行う。

当ブログ過去記事も参照。

一つだけ注意するとするなら、マウスモードの指定方法。
古いバージョンでは “~/.tmux.conf” で以下のように指定していたが、

File: ~/.tmux.conf

1
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3
4
set-option -g mode-mouse on
set-option -g mouse-select-pane on
set-option -g mouse-select-window on
set-option -g mouse-resize-pane on

今のバージョンでは以下のように1行のみ指定すればよい。

File: ~/.tmux.conf

1
set-option -g mouse on

但し、これだけではマウスでのスクロールができないので、以下のような記述も追加する。

File: ~/.tmux.conf

1
bind-key -n WheelUpPane if-shell -Ft= "#{?pane_in_mode,1,#{alternate_on}}" "send-keys -M" "copy-mode"

set-option = set, bind-key = bind, send-keys = send とエイリアスされているので、置き換えてもよい)

参考サイト


これで、使用したかった tmux プラグインが使用できるでしょう。

以上。





 

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