玄箱HGにファイルサーバ!
Updated:
今回は、一応 Fedora10 になったうちの KURO-BOX/HG にファイルサーバ Samba をインストールしました。
うちの玄箱HGにとって初めてのFedora10の上への Samba のインストールなんで、ちょっとだけ心配ですが・・・
いつもながら、これはあくまでも自分用の記録です。若干環境等異なる場合もあるかもしれません。ご了承下さい。
作業記録
【前提条件】 ・Fedora化する玄箱は「 KURO-BOX/HG 」。 ・「 KURO-BOX/HG 」には320GBのハードディスクを組み込んでいる。 ・「 KURO-BOX/HG 」のIPアドレスは [ 192.168.11.2 ] ・「 KURO-BOX/HG 」に「 できる!玄箱 Fedora化!! 」[ http://www.shinkr-webpj.jp/ ]のインストールキット「 F4K Install Kit 」でFedora7導入済み&「 yum 」が最新版に入れ替え済み。 ・「 KURO-BOX/HG 」のFedora7 → Fedora8 → Fedora9 → Fedora10にアップグレード済み。 ・インストール作業を実行させるマシンはWindowsXP(PentiumM)
1.玄箱への接続
ローカルマシンから KURO-BOX/HG へリモート接続し、rootユーザになる。 (当方は、「 Poderosa 」というのを使用しています)
2.Samba のインストール
[root@KURO-BOX ~]# yum -y install samba
Installed:
samba.ppc 0:3.2.8-0.27.fc10
Complete!
[root@KURO-BOX ~]#
3.Sambaユーザ作成
今回は既存ユーザをSambaサーバーアクセス用ユーザとするので、以下のようにする。
4.Samba用の共有ディレクトリの作成
「 mnt 」フォルダがFedoraインストール領域以外の一番容量が残っているフォルダなので、「 mnt 」フォルダをSambaように設定する。
[root@KURO-BOX ~]# mkdir /mnt/samba
[root@KURO-BOX ~]#
5.共有ディレクトリの所有者の変更
今回はSambaサーバにアクセスするのは自分だけなので自分に変更。
[root@KURO-BOX ~]# chown masaru:masaru /mnt/samba
[root@KURO-BOX ~]#
6.Samba設定ファイルの編集
[global]
unix charset = UTF-8 ← 追加(Linux側の日本語文字コードを指定する)
dos charset = CP932 ← 追加(Windows側の日本語文字コードを指定する)
display charset = UTF-8 ← 追加(Linux側の日本語文字コードを指定する)
workgroup = WORKGROUP ← 変更(Windowsのワークグループ名を指定する)
hosts allow = 127. 192.168.11. ← 変更(内部からのみアクセスできるようにする)
load printers = no ← 変更(Sambaでプリンタを共有しない場合)
#[homes] ← コメントアウト(今回はユーザ毎のフォルダを作成しないので)
; comment = Home Directories ← コメントアウト
; browseable = no ← コメントアウト
; writable = yes ← コメントアウト
; valid users = %S
; valid users = MYDOMAIN\%S
[public] ← コメントアウトの解除
comment = Public Stuff ← コメントアウトの解除
path = /mnt/samba ← コメントアウトの解除、共有フォルダを指定
public = yes ← コメントアウトの解除
writable = yes ← コメントアウトの解除
; printable = no
; write list = +staff
# ゴミ箱機能を使用するなら以下をコメントアウト解除する。
; vfs objects = recycle ← 今回はゴミ箱機能は使用しない
; recycle:repository = .recycle ← 今回はゴミ箱機能は使用しない
; recycle:keeptree = no ← 今回はゴミ箱機能は使用しない
; recycle:versions = yes ← 今回はゴミ箱機能は使用しない
; recycle:touch = no ← 今回はゴミ箱機能は使用しない
; recycle:maxsize = 0 ← 今回はゴミ箱機能は使用しない
; recycle:exclude = *.tmp ~$* ← 今回はゴミ箱機能は使用しない
7.Samba起動
Sambaサービスを起動する。
[root@KURO-BOX ~]# /etc/rc.d/init.d/smb start
SMB サービスを起動中: [ OK ]
[root@KURO-BOX ~]# /etc/rc.d/init.d/nmb start
NMB サービスを起動中: [ OK ]
[root@KURO-BOX ~]#
8.Sambaの自動起動設定
玄箱起動時に自動でSambaが起動するように設定する。
[root@KURO-BOX ~]# chkconfig smb on
[root@KURO-BOX ~]# chkconfig nmb on
[root@KURO-BOX ~]# chkconfig --list smb
smb 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off ← 2~5が[ on ]になっていることを確認
[root@KURO-BOX ~]# chkconfig --list nmb
nmb 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off ← 2~5が[ on ]になっていることを確認
[root@KURO-BOX ~]#
9.リブート
玄箱をリブートさせてみる。
10.動作確認
玄箱が立ち上がったら、Windowsマシンから「 Microsoft Windows Network 」からワークグループを開いてみる。
玄箱が表示されたら、玄箱をクリックしてみて、Samba共有フォルダが作成されていることを確認する。
作成されたSamba共有フォルダに新規フォルダを作成したり、ファイルをコピーしたりしてみる。 漢字も扱えるか(文字化けしないか)チェックしてみる。
あとは、ネットワークドライブとして登録して、利便性を図るなどしてみる。
設定は以上。 なんとなく、よさげ。。。
これで当分使用してみることにします。
それでは、また。
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