Linux - PHP 5.4.0 をソースからインストール!
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現在の Scientific Linux 6.2 や CentOS 6.2 ではリポジトリの関係上、パッケージでインストールできる PHP: Hypertext Preprocessor は 5.3.3 とかです。(今回は RedHat(RPM) 系 Linux での話です。)
PHP では現在既に 5.4 系がリリースされていますので、今回は安定版の最新バージョンの 5.4.0 をソースからインストールしました。
作業記録
0. 前提条件
今回は CentOS 6.2 (x86_64版) で確認しましたが、i386版や Scientific Linux 6.2 でも同様のはずです。
1. 事前準備
当方の環境では以下のものが未導入でしたの予めインストールしておく。
# yum -y install libxml2-devel
2. インストール
ソースをダウンロードし、configure, make, make install する。 ※configure オプションは環境により異なります。
# cd /usr/local/src
# wget http://jp.php.net/get/php-5.4.0.tar.gz/from/this/mirror
# tar zxvf php-5.4.0.tar.gz
# cd php-5.4.0
# ./configure --enable-mbstring --enable-mbregex --enable-soap \
--with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs \
--with-mysql=/usr/local/mysql-5.5.23 --with-pdo-mysql=/usr/local/mysql-5.5.23 \
--with-zlib-dir=/usr/lib --with-mysqli=/usr/local/mysql-5.5.23/bin/mysql_config
# make
# make install
3. Apache の再起動
PHP 有効化のために Apache を再起動する。
# /etc/rc.d/init.d/httpd restart
4. PHP インストール確認
PHP がインストールされているか確認する。
# php -v
PHP 5.4.0 (cli) (built: Apr 15 2012 23:22:28)
Copyright (c) 1997-2012 The PHP Group
Zend Engine v2.4.0, Copyright (c) 1998-2012 Zend Technologies
5. Apache 設定ファイルの編集
Apache で PHP ファイルが利用できるように編集する。
# vi /usr/local/apache2/conf/httpd.conf
LoadModule php5_module modules/libphp5.so
AddType application/x-httpd-php .php .php5 .phtml
AddType application/x-httpd-php-source .phps .php5s
# service httpd restart
6. 動作確認
定番の以下の内容の PHP ファイルを Apache ドキュメントルートに作成し、ブラウザから http://<サーバIPアドレス>/phpinfo.php にアクセスする。 PHP 設定情報が表示されれば OK です。
# vi /usr/local/apache2/htdocs/phpinfo.php
<?php
phpinfo();
?>
参考サイト
これでインストールでき、PHP は利用可能のはずですが、yum でインストールした場合とインストール先等が異なったりするので、その後の設定は若干変わってくると思います。要注意です。 ※ただ、実際には当方のサーバでは yum (標準リポジトリ) でインストールできる 5.3.3 の PHP で運用していますが。。。
以上。
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