玄箱HG - Fedora 導入後勝手にリブートする件!

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久方ぶりの玄箱HGについての話題です。

玄箱とは「玄人志向」さんが以前販売していた NAS で、ハードディスクを搭載して設定すればファイルサーバとして使用可能のものです。 Monta Vista Linux を標準で搭載しているのですが、Debian とか Fedora とか Vine、更には NetBSD とかを換装することも可能で、ファンの間では流行っていました。 当方も、一時期Webサーバ等構築して公開サーバとして使用した時期もありました。 結局、1台であれこれしようとすると動作が非常に重たくなるので、現在はファイルサーバとしてしか使用していませんでした。。。

ちなみに、玄箱HGの主なスペックは以下の通り。

  • CPU : PowerPC 266MHz
  • RAM : 128MB
  • LAN : 1000Base-T/100Base-T/10Base-T×1

実際、現在は Fedora を導入しています。 Fedora7 から順次アップグレードしていった Fedora11 (もちろんPowerPC版) です。 Fedora は PowerPC 版は 12 までリリースされていますが、当方の場合、現時点では 12 にアップグレードすると起動しなくなってしまうので 11 までとしています。(※また、1回で成功するとも限りません。当方も何回か失敗しています。) Fedora11 を導入できる(有志による)パッケージでも導入可能ですが、ブートプロセスの違いにより「ファン回転数」制御ができません。 なので、Fedora7 を導入できる(有志による)パッケージで導入後徐々にアップグレードしていく方法を採っています。 ちなみに、その(有志による)パッケージは現在ダウンロード可能なサイトが閉鎖されています。 ※ですから、現在ではそのパッケージを所有している人だけが「玄箱Fedora」を楽しめる事になります。

※当ブログの過去記事もご参照ください(「玄箱」カテゴリ)

そして、ここから本題です。

玄箱HG に Fedora を導入してあれこれと(アップグレード等)作業している最中に、突然勝手にリブートがかかるようになる時期があります。 そのような現象に陥る詳細なタイミングは覚えていませんが、電源投入後5分位すると勝手にリブートするようになりました。

後学のために対処方法を記録しておく事にします。

作業記録

原因

マシン自体の日時が9時間進んでしまう(JSTでなくGMTになってしまう)ことが原因のようです。 NTP サーバを導入して時刻の同期を取っても勝手に元に戻ってしまいます。 特別な作業が必要のようです。調査した結果は以下の通りです。

1. タイムゾーン設定

“/etc/localtime” を日本のタイムゾーンに設定します。(シンボリックリンクをはる)

# ln -s /usr/share/zoneinfo/Japan localtime

2. ハードウェアクロックの同期

ハードウェアクロックを同期させます。

# clock -w

2. ハードウェアクロックの確認

ハードウェアクロックを確認します。

# hwclock

3. リブート

玄箱HGを再起動させます。

# reboot

今の時代、もう玄箱を使用している人も少ないでしょうが、非力でも意外と使えるので、重宝しています。 ※実は、最近ファイルサーバ以外の別の使用方法を思い付き、現在検討中。

以上です。





 

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