Cygwin - JRuby インストール!
Updated:
Cygwin に JRuby をインストールしてみました。
JRuby とは、Java で作られた Ruby の処理系で Java と Ruby のクロスオーバーを実現する技術です。
作業手順
CRuby との共存を考えるなら RVM 等のツールを使うのがいいでしょう。 以下は、通常のインストール手順です。
0. 前提条件
- 作業した Cygwin は 1.7.15 です。(Linux, BSD でも同様の作業でいけると思います)
- Java 1.7.0 導入済みで使える状態になっている。
- jRuby 1.6.7.2 は Ruby 1.8.7-p357 対応なので、Ruby 1.9.3 対応の jRuby 1.7.0.Preview1 をインストール。(当記事執筆時点)
- jRuby の配置先は “/usr/local” ディレクトリ配下とした。
- ちなみに、Windows 環境用、Mac 環境用のアーカイブも用意されています。
1. ダウンロード&インストール
アーカイブを こちら からダウンロードして解凍して所定の位置に配置します。
$ wget http://jruby.org.s3.amazonaws.com/downloads/1.7.0.preview1/jruby-bin-1.7.0.preview1.tar.gz
$ tar zxvf jruby-bin-1.7.0.preview1.tar.gz
$ mv jruby-1.7.0.preview1 /usr/local/
2. 環境変数設定
環境変数の設定をします。(JRUBY_HOME の設定と PATH の追加)
$ cd
$ vi .bash_profile
# 環境変数JRUBY_HOMEを登録。
export JRUBY_HOME=/usr/local/jruby-1.7.0.preview1
# pathを追加する
export PATH=$JRUBY_HOME/bin:$PATH
$ source .bash_profile
3. インストール確認
インストールできているかバージョン表示して確認する。
$ jruby -v
jruby 1.7.0.preview1 (ruby-1.9.3-p203) (2012-05-19 00c8c98)
(Java HotSpot(TM) Client VM 1.7.0) [Windows XP-x86-java]
4. 動作確認用スクリプト作成
さらに、動作確認用にスクリプトを作成してみる。 【ファイル名:test_jruby.rb】
require "java"
import java.lang.System
class Hoge
def display
System.out.println("Hello JRuby World!")
end
end
hoge = Hoge.new
hoge.display
“java” を require することで、Java コマンドがそのまま使えます。
5. 動作確認
作成したスクリプトが動作するか確認する。
$ jruby test_jruby.rb
Hello JRuby World!
正常に動きました。
参考サイト
これで Ruby スクリプト内で Java が使えるようになりました。 ものによっては Ruby(CRuby) よりJRuby の方がパフォーマンスがよくなるかもしれません。
以上。
Comments