Ruby - 数値積分(台形則による定積分)!
Updated:
先日は、数値積分(台形則による定積分)の C++ によるアルゴリズムを紹介しました。
今日は、同じアルゴリズムを Ruby で実現してみました。
アルゴリズムについては、上記リンクの記事を参照してください。
実際、ほとんど同じです。
以下、Ruby によるサンプルスクリプトです。
0. 前提条件
- Cygwin 1.7.15
- Ruby 1.9.3-p194
1. Ruby スクリプト作成
今回作成した Ruby ソースは以下のとおり。
- a も b も 0 だったら何もせず終了するようにしている。
- 関数 f(x) はメソッドにした。
- 被積分関数は \(\sqrt{4-x ^ {2}}\) とした。
File: definite_integral_trapzoid.rb
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#! /usr/local/bin/ruby
#*********************************************
# 台形則による定積分
#*********************************************
class DefiniteIntegralTrapzoid
# 積分区間分割数
M = 100
def initialize
# 被積分関数
@f = lambda { |x| Math.sqrt(4 - x * x) }
end
# 定積分計算
def generate_integral(a, b)
# 1区間の幅
h = (b - a) / M
# 初期化
x = a # X 値を a で初期化
s = 0 # 面積初期化
# 計算
1.upto(M - 1) do |k|
x += + h
s += @f.call(x)
end
s = h * ((@f.call(a) + @f.call(b)) / 2 + s)
# 結果表示
printf(" /%f\n", b);
printf(" | f(x)dx = %f\n", s);
printf(" /%f\n", a);
end
end
if __FILE__ == $0
begin
# データ入力
print "積分区間 A :"
a = gets.chomp.to_f
print " B :"
b = gets.chomp.to_f
exit if a == 0 && b == 0
# 計算クラスインスタンス化
obj = DefiniteIntegralTrapzoid.new
# 定積分計算
obj.generate_integral(a, b)
rescue => e
$stderr.puts "[例外発生] #{e}"
end
end
2. 実行
実際に実行して検証してみる。
$ ./definite_ingegral_trapezoid.rb
積分区間 A :0
B :2
/2.000000
| f(x)dx = 3.140417
/0.000000
積分記号(インテグラル)をイメージした出力にしています。
当然、C++ 版と同じ結果となりました。
Ruby に限らず、プログラミング言語で色々計算してみるのは、実におもしろいです。
以上。
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