Linux - cron で時報を鳴らす！
Updated:
Linux で cron を使用して時報（音）を鳴らす方法についてのメモです。
難しい内容でもありませんが、後学のために。。。
0. 前提条件
- Linux Mint 14 Nadia (64bit) で動作確認。（Unix 系 OS なら同じはず）
- 音を鳴らすソフトは mpg321 を使用し、使用する音源は mp3 形式。
1. mpg321 インストール
apt-get で mpg321 パッケージをインストールする。
（Synaptic パッケージマネージャでインストールしてもよい）
$ sudo apt-get install mpg321
$ mpg321 --version
mpg321 version 0.3.2. Copyright (C) 2001, 2002 Joe Drew,
now maintained by Nanakos Chrysostomos and others.
This program is free software; you can redistribute it and/or modify
it under the terms of the GNU General Public License as published by
the Free Software Foundation; either version 2 of the License, or
(at your option) any later version.
各種オプションは --help オプションで確認可能。
2. 音源準備
時報に使用する適当な音源を準備する。
今回当方は別途要した mp3 音源を chime.mp3 というファイル名にしてユーザディレクトリ配下に配置した。
（ヘルプにも記載してあるが、音源は MPEG 1.0/2.0/2.5 Audio Player for Layer 1, 2, and 3 でないといけない。）
3. 音源再生
以下のようにして音源を鳴らしてみる。
$ mpg321 --gain 25 /home/hoge/chime.mp3
オプション --gain 25 は音量。
4. シェルスクリプト作成
cron 起動で使用するシェルスクリプトを以下のように作成する。
（作成先はユーザディレクトリ配下としている）
File: /home/hoge/jihou.sh
1
2
3
#!/bin/sh
mpg321 --gain 25 /home/hoge/chime.mp3
5. cron 登録
以下のようにして cron 登録する。
（毎正時に jihou.sh を起動する）
File: /etc/cron.d/jihou
1
0 * * * * root /home/hoge/jihou.sh
これで毎正時にチャイムが鳴ります。
タイマーアプリを使っても良いかも知れませんが、常に起動させておかなければならずメモリがもったいないので、Linux 標準で使用可能な cron で起動するようにしています。
また、当然 mpg321 は時報音等だけでなく音楽も流すことも可能なので、軽快でデスクトップの邪魔にならない BGM ツールとしても使用できます。
以上。
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