Ruby - rbenv のアップデート!
Updated:
当方、普段は Ruby はソースをビルドしてインストールして使用していますが、一部では Ruby のバージョン管理システム rbenv を使用しています。
時々、rbenv で新しいバージョンの Ruby をインストールしようとして、インストール可能な一覧に該当の Ruby が存在しないことがあります。
rbenv のバージョンが古いからです。
普段から rbenv を使っていれば、いちいち記録しておくことでもないでしょうが、当方にとっては時々の作業なので、後学のために記録しておきます。
0. 前提条件
- ruby-build を “https://github.com/sstephenson/ruby-build” から
git clone
でインストールしている。 - ruby-build のインストール先は “~/ruby-build” にしている。
1. 一覧確認
以下のコマンドで新しいバージョンの Ruby が表示されるか確認する。
$ rbenv install -l
# or
$ ruby-build --definitions
インストール可能な Ruby の一覧に表示されてなければ、インストールしても以下のようになる。
$ rbenv install 2.0.0-p247
ruby-build: definition not found: 2.0.0-p247
2. リモートリポジトリ確認
以下のコマンドのようにコマンドを実行すると、今までにどのリモートサーバを設定したのか表示されるので、(fetch)
が ruby-build をインストールした時の URL になっているか確認する。
$ cd ~/ruby-build
$ git remote -v
origin git://github.com/sstephenson/ruby-build.git (fetch)
origin git://github.com/sstephenson/ruby-build.git (push)
3. Git Pull 実行
“ruby-build” ディレクトリに移動し git pull
を行う(ソースをコピーする)。
$ git pull origin master
4. ruby-build インストール
ソースをコピーしただけではダメなので、インストール作業を行う。
$ ./install.sh
Installed ruby-build at /usr/local
5. 再度、一覧確認
以下のコマンドで新しいバージョンの Ruby が表示されるか確認する。
$ rbenv install -l
# or
$ ruby-build --definitions
これで、新しいバージョンの Ruby も一覧に表示されるはずだ。
後は普通に、 rbenv install XXXXXXXXX
でインストールすればよい。
あるアプリを rbenv を使ってインストールした少し古いバージョンの Ruby で動かしていました。
今回、その Ruby をバージョンアップしようとした際に気付いた事案でした。
以上。
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