Debian 7 Wheezy - NTP サーバ構築!
Updated:
Debian GNU/Linux 7.1.0 に NTP サーバを構築する方法についての記録です。
以前古いバージョンでの作業時に残していた記録を参考に作業を行い、今回更新した作業記録を貼付する形式の内容となっています。
0. 前提条件
- 「Debian 7 Wheezy - インストール(サーバ用途・最小構成)!」の方法でインストールが完了していることを想定。
- 「Debian 7 Wheezy - サーバ初期設定!」の方法で初期設定が完了していることを想定。
- ファイルの内容を編集する際、
vi
コマンドを入力する部分については省略。ファイルの内容を表示するのみとする。 - ローカルネットワークは
192.168.11.0/24
とする。
1. NTP サーバインストール
よくある方法だが、以下のようにして NTP サーバをインストールする。
# aptitude -y install ntp
2. 設定ファイル編集
以下のようにして、設定ファイルを編集する。
File: /etc/ntp.conf
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# 時刻同期先 NTP サーバを日本国内の主要な NTP サーバに変更
# server 0.debian.pool.ntp.org iburst
# server 1.debian.pool.ntp.org iburst
# server 2.debian.pool.ntp.org iburst
# server 3.debian.pool.ntp.org iburst
server ntp1.jst.mfeed.ad.jp
server ntp2.jst.mfeed.ad.jp
server ntp3.jst.mfeed.ad.jp
# 時刻同期を許可する内部範囲を追加
restrict 192.168.11.0 mask 255.255.255.0 nomodify notrap
3. NTP サーバの再起動
NTP サーバインストール直後は起動した状態になっているので、変更を有効化するために再起動する。
# /etc/init.d/ntp restart
[ ok ] Stopping NTP server: ntpd.
[ ok ] Starting NTP server: ntpd.
4. NTP サーバ同期確認
構築した NTP サーバが正常に同期できているか、確認する。
# ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
ntp1.jst.mfeed. 172.29.2.50 2 u 34 64 1 34.190 1.750 0.000
ntp2.jst.mfeed. 172.29.3.50 2 u 34 64 1 32.861 1.491 0.000
ntp3.jst.mfeed. 172.29.3.50 2 u 33 64 1 32.629 1.961 0.000
再起動直後は同期できていないので、約10分後に再度確認してみる。
# ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
*ntp1.jst.mfeed. 172.29.2.50 2 u 23 64 377 32.706 1.747 0.347
ntp2.jst.mfeed. 172.29.3.50 2 u 23 64 377 32.481 1.566 0.729
ntp3.jst.mfeed. 172.29.3.50 2 u 22 64 377 32.528 1.827 0.541
行頭に、”*“(同期中であると宣言されたサーバ)か “+”(接続テストに合格し、いつでも参照可能なサーバ)が付いていればよい。
以上。
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