Linux Mint - IPv6 無効化!
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IPv4 のみを使用する環境で IPv6 を有効にしていると思わぬ所で不具合が発生するかも知れないので、無効化する。
(ネットワーク接続の設定で IPv6 を「無効」にすればよいでしょうが、それでも不安なので)
0. 前提条件
- Linux Mint 13(Matya) での作業を想定。
- IPv4 や IPv6 が何かはここでは説明しない。
1. 設定前状況確認
ターミナル上で ifconfig
コマンドで確認する。
ネットワーク接続の設定で IPv6 を「無効」に設定していない場合は、該当の Ethernet カードに inet6アドレス: xxxx::xxx:xxxx:xxxx:9999/64 範囲:リンク
のような行が存在するはずである。
IPv6 が有効になっているということである。
2. 設定ファイル編集
設定ファイル “/etc/sysctl.conf” に以下のような記述を追加する。
(全てのネットワークカードについて IPv6 を無効にする場合)
File: /etc/sysctl.conf
1
2
# IPv6
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
通常はこれでよいが、デフォルトのネットワークカードのみについて無効にしたければ all
の代わりに default
を、ローカルネットワークについてのみ無効にしたければ all
の代わりに lo
を指定すればよい。
3. 設定反映
設定を即時に反映させるためには以下のようにする。(マシン自体を再起動してもよい)
$ sudo sysctl -p
4. 操作確認
ターミナル上で ifconfig
コマンドで確認する。
inet6アドレス: xxxx::xxx:xxxx:xxxx:9999/64 範囲:リンク
のような行が無くなったはずである。(ネットワーク接続の設定で IPv6 を「無効」以外にしていても)
5. その他
これで一応 IPv6 は「無効」になっているが、念の為にネットワーク接続の設定でも IPv6 を「無効」にしておくとよいだろう。(当方はそうしている)
そろそろ IPv6 運用についても考えたいところですが、なかなか IPv4 から離れられない。。。
以上。
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