CentOS 7.0 - スパムメール誤認識対策 Postfix + SpamAssassin！

「CentOS 7.0 - スパムメール誤認識対策 Postfix + SpamAssassin」についての記録です。

（旧バージョンでの作業記録を更新しました。興味がなければスルーしてください）

0. 前提条件

• CentOS 7.0-1406(x86_64) を NetInstall で最小限インストールしている。
• サーバ用途なので、作業は基本的に全て一般ユーザから root になって行う。
• クライアント側は Linux Mint 17 を想定。
• 送信メールサーバ Postfix 構築済みであること。
• スパム対策として、 Postfix と SpamAssassin を Procmail で連携している。
• 主に「CentOSで自宅サーバー構築」を参照。

1. スパムと誤認識する場合の対処方法。

“/etc/mail/spamassassin/local.cf” を直接編集しても、spamassassin-update が cron.daily により毎日自動起動して “/etc/mail/spamassassin/local.cf” が上書きされてしまうので、以下のようにする。

1-1. ホワイトリストファイル新規作成

（以下は一例）

File: /root/whitelist

whitelist_from admin@dreammail.ne.jp
whitelist_from magsta@dreammail.jp
whitelist_from mailman-owner@stat.math.ethz.ch
whitelist_from mikopi@mail.anshin-m.net
whitelist_from n-link_owners@nissan.co.jp

1-2. spamassassin-update 編集

File: /etc/cron.daily/spamassassin-update

cp user_prefs local.cf
cat /root/whitelist >> local.cf  # <= 追加

1-3. 動作確認

今すぐテストしてみかったら、一旦 “/etc/mail/spamassassin/user_prefs” を削除後に “spamassassin-update” を実行する。

# rm -f /etc/mail/spamassassin/user_prefs
# /etc/cron.daily/spamassassin-update

2. スパムと認識されない場合の対処方法。

“/etc/mail/spamassassin/local.cf” を直接編集しても、spamassassin-update が cron.daily により毎日自動起動して “/etc/mail/spamassassin/local.cf” が上書きされてしまうので、以下のようにする。

2-1. ブラックリストファイル新規作成

（以下は一例）

File: /root/blacklist

blacklist_from gonyou6613@yahoo.co.jp
blacklist_from hirosimakino@livedoor.co.jp
blacklist_from hirosiokazaki@hotmail.co.jp
blacklist_from info_mitui_trust@yahoo.co.jp
blacklist_from info@kurokage-keiba.com

2-2. spamassassin-update 編集

File: /etc/cron.daily/spamassassin-update

cp user_prefs local.cf
cat /root/whitelist >> local.cf
cat /root/blacklist >> local.cf  # <= 追加

2-3. 動作確認

今すぐテストしてみかったら、一旦 “/etc/mail/spamassassin/user_prefs” を削除後に “spamassassin-update” を実行する。

# rm -f /etc/mail/spamassassin/user_prefs
# /etc/cron.daily/spamassassin-update

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以上。