CentOS 7.0 - PHP インストール(ソースビルド)!
Updated:
「CentOS 7.0 - PHP インストール(ソースビルド)」についての記録です。
(旧バージョンでの作業記録を更新しました。興味がなければスルーしてください)
0. 前提条件
- CentOS 7.0-1406(x86_64) を NetInstall で最小限インストールしている。
- サーバ用途なので、作業は基本的に全て一般ユーザから root になって行う。
- クライアント側は Linux Mint 17 を想定。
- Web サーバ Nginx, DB サーバ MariaDB(MySQL) と連携することを想定。
- DB サーバ MariaDB がインストール済みである。
- RPMforge リポジトリ導入済み。(CentOS 7.0 - リポジトリ追加)
- 「CentOS 7.0 - Web サーバ Nginx 構築(ソースインストール)!」のとおり Nginx のインストールを行なっている。
- PHP 5.5.15(当記事執筆時点で最新)をインストールする。
1. 事前準備
ビルドに必要と思われるパッケージで未インストールのものをインストールしておく。(configure
オプションの指定により必要になるパッケージは異なる)
“libmcrypt-devel” は標準リポジトリに存在しないので EPEL リポジトリからインストールされる。
# yum -y install libxml2-devel libxslt-devel libcurl-devel \
libpng-devel libicu-devel libmcrypt-devel
2. アーカイブファイルダウンロード&展開
# cd /usr/local/src
# wget http://jp1.php.net/get/php-5.5.15.tar.gz/from/jp1.php.net/mirror -O php-5.5.15.tar.gz
# tar zxvf php-5.5.15.tar.gz
3. ビルド&インストール
環境やサーバでやりたいことによっては、他に必要な configure
オプションや不要なオプションもあるかもしれないが、取り急ぎ以下のようにした。必要になった際に都度ビルドし直すことにする。(但し、今回は Nginx と PHP-FPM で連携するので --enable-fpm
等の PHP-FPM 関連のオプションは必須)
# cd php-5.5.15
# ./configure --prefix=/usr/local/php-5.5.15 \
--enable-mbstring \
--with-mysql \
--with-pdo-mysql \
--with-mysqli \
--enable-pcntl \
--enable-fpm \
--with-fpm-user=nginx \
--with-fpm-group=nginx \
--with-openssl \
--with-pcre-regex \
--with-zlib \
--with-curl \
--with-mhash \
--with-xsl \
--with-mcrypt \
--with-pear \
--enable-exif \
--enable-ftp \
--with-gd \
--enable-gd-native-ttf \
--enable-gd-jis-conv \
--without-unixODBC \
--disable-posix \
--disable-sysvmsg \
--disable-sysvshm \
--disable-sysvsem \
--disable-debug \
--enable-intl \
--with-config-file-path=/etc
# make
# make install
make
終了時に make test
をするようメッセージが出力されるので、必要なら make test
でビルド結果をテストする。
4. PATH 設定
前述のように configure
でインストール先を /usr/local/php-5.5.15
としたので、最初はパスが通っていない。以下のように “/etc/profile” の最終行に記述を追加する。
File: /etc/profile
1
export PATH=/usr/local/php-5.5.15/bin:$PATH
そして、有効化する。
# source /etc/profile
5. インストール確認
# php -v
PHP 5.5.15 (cli) (built: Aug 4 2014 21:48:22)
Copyright (c) 1997-2014 The PHP Group
Zend Engine v2.5.0, Copyright (c) 1998-2014 Zend Technologies
6. 設定ファイル準備
ソースをビルドしてインストールした場合、 “php.ini” は存在しない。
configure
時に設定フィルの配置場所を --with-config-file-path
で指定した場合はそのディレクトリに、指定しなかった場合は “<インストールディレクトリ>/lib/” にサンプルファイルを複製する。(以下は指定した場合)
ちなみに、 php -i | grep php.ini
or php --ini
で設定ファイルの配置すべき場所(今存在する場所ではない)を確認できる。
# cp /usr/local/src/php-5.5.15/php.ini-production /etc/php.ini
取り急ぎ、タイムゾーンだけ設定しておく。
File: /etc/php.ini
1
date.timezone = Asia/Tokyo
以上。
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