Debian 7.8 - ファイアウォール ufw 導入!
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以前 Debian GNU/Linux 7.1.0 サーバでファイアウォール iptables を設定する方法について紹介しました。
今回は iptables のフロントエンドツール ufw(= “Uncomplicated Firewall”) でファイアウォールを設定する方法についてです。
0. 前提条件
- Debian GNU/Linux 7.8.0 での作業を想定。
- 接続元のマシンは Linux Mint 14(64bit) を想定。
- IPv4 のみに対応する。(IPv6 は無効化している)
(「Debian 7 Wheezy - サーバ初期設定!」参照) - インストール後の各種設定は、運用する環境やインストールしたサービスに合わせて適宜行う。
1. ufw インストール
# apt-get -y install ufw
2. 各種コマンド
各種コマンドの使用法について簡単に説明する。
(以下のサービス名、ポート番号は一例)
# ufw status # <= 状況確認
# ufw enable # <= ファイアウォールの有効化
# ufw disable # <= ファイアウォールの無効化
# ufw default deny # <= 全アクセスの拒否
# ufw default allow # <= 全アクセスの許可
# ufw deny smtp # <= SMTP サービスのアクセスを拒否
# ufw allow ftp # <= FTP サービスのアクセスを許可
# ufw deny 25/tcp # <= TCP ポート 25 でのアクセスを拒否
# ufw allow 80/udp # <= UDP ポート 80 でのアクセスを許可
# ufw allow 53 # <= TCP ポート 53, UDP ポート 53 でのアクセスを拒否
# ufw allow in http # <= HTTP サービスのアクセスを IN のみ許可
# ufw reject out smtp # <= SMTP サービスのアクセスを OUT のみ却下
# ufw allow proto tcp from any to any port 8080:8090
# <= TCP ポート 8080 〜 8090 での全アクセスを許可
# ufw allow proto tcp from 192.168.11.0/24 to any port 9999
# <= TCP ローカルネットワーク 192.168.11.0/24 からの
# TCP ポート 9999 でのアクセスを許可
# ufw delete 3 # <= 3 番目のルールを削除
その他のオプションや詳細な説明は man ufw
で確認可。
3. その他
一般的には、デフォルトで全てのアクセスを拒否し、許可したいポートのみ開放するという形式となる。
サーバインストール直後(SSH サーバ導入済み)なら、以下のようにローカルネットからのみ SSH 接続を許可するようにし、後に各種サービスを運用するたびに開放するポートを設定すればよいだろう。
# ufw default deny
# ufw allow proto tcp from 192.168.11.0/24 to any port 9999
# ufw enable
ファイアウォールを有効にする際に SSH 接続できるように設定しておかないとリモートで操作できなくなるのでご注意を。
以上。
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