tmux - Window, Pane, Session 自動保存プラグイン!
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ターミナルマルチプレクサ(仮想端末マネージャ) tmux の Window, Pane, Session 等を保存(自動保存)するプラグインをインストールする方法についての記録です。
Window, Pane, Session 等を保存するプラグインは tmux-resurrect で、それを自動化するプラグインは tmux-continuum です。
また、プラグインの管理には tpm(Tmux Plugin Manager)を使用します。
(以前は tmux-resurrect を自動化するプラグインは tmux-resurrect-auto でしたが、現在は tmux-continuum に改名されています。tmux-resurrect-auto も使用できますが)
0. 前提条件
- Linux Mint 17.2(64bit) での作業を想定。
- tmux 2.1 での作業を想定。
- Git がインストール済みであること。
- tpm(Tmux Plugin Manager) で tmux プラグインを管理することを想定。
(tpm を使用せず手動でインストールすることも可能)
1. tpm のインストール
tmux プラグインの管理に tpm(Tmux Plugin Manager) を使用するのでインストールする。
$ git clone https://github.com/tmux-plugins/tpm ~/.tmux/plugins/tpm
2. tmux.conf の編集
”~/.tmux.conf” に以下の記述を追記する。
File: ~/.tmux.conf
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set-option -g @tpm_plugins ' \
tmux-plugins/tpm \
tmux-plugins/tmux-resurrect \
tmux-plugins/tmux-continuum \
'
set-option -g @continuum-save-interval '60'
set-option -g @resurrect-processes 'ssh -p 9999 hoge'
set-option -g @resurrect-strategy-vim 'session'
run-shell '~/.tmux/plugins/tpm/tpm'
set-option
はset
で代用可。set-option -g @continuum-save-interval
でセッションを自動保存する間隔を指定する。
非指定時のデフォルトは15
分。0
で自動保存の無効化。set-option -g @resurrect-processes
で保存したいセッションを指定する。
(上記の例は “hoge” ホストへポート 9999 で SSH 接続したセッションを保存する例)set-option -g @resurrect-strategy-vim 'session'
で Vim のセッションを保存する。
3. プラグインのインストール
tmux 上で Prefix 押下後に I
を押下する。(i
ではなく I
)
4. 動作確認
Prefix + CTRL-s で Window, Pane, Session 等の状態を保存、Prefix + CTLR-r でWindow, Pane, Session 等の状態を復元できるので、「保存→マシン再行動→復元」と試してみる。
tmux-continuum はデフォルトでは 60 分間隔で状態を保存するようなので、その辺りの動作も確認しておく。
ちなみに、状態は “~/.tmux/resurrect” ディレクトリ配下にテキストファイルで保存される。
これで、マシンを起動する度に Window, Pane, Session 等を手動で復元する手間が省けます。
以上。
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