Debian 9 (Stretch) - 時刻同期設定(systemd-timesyncd)!
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Debian GNU/Linux 9 (Stretch) 上で systemd-timesyncd サービスを使用して時刻同期する設定についての記録です。
0. 前提条件
- Debian GNU/Linux 9 (Stretch) での作業を想定。
ntpd
やchronyd
は使用しない。- root ユーザでの作業を想定。
1. ntpd, chronyd の停止
ntpd や chronyd は不要なので、サービスが起動していれば停止し、自動起動もしないように設定しておく。(以下のようなコマンドで)
ちなみに、 OS インストール直後は ntpd も chronyd も起動してなく、 systemd-timesyncd が起動しているはず。
# systemctl status chronyd
# systemctl stop chronyd
# systemctl disable chronyd
# systemctl is-enabled chronyd
2. NTP 機能の有効化
まず、現状の NTP の設定状況を確認する。
# timedatectl status
Local time: 月 2018-09-17 17:25:26 JST
Universal time: 月 2018-09-17 08:25:26 UTC
RTC time: 月 2018-09-17 08:25:24
Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
Network time on: yes
NTP synchronized: yes
RTC in local TZ: no
Network time on
が yes
になっていれば、 NTP 機能は有効になっているということ。(次項 3 へ)
Network time on
が no
になっていれば、 NTP 機能が無効になっているということなので、以下を実行して NTP 機能を有効化する。
# timedatectl set-ntp true
3. NTP サーバの設定
以下は当方の例。
File: /etc/systemd/timesyncd.conf
1
2
3
[Time]
NTP=ntp.nict.jp
FallbackNTP=ntp1.jst.mfeed.ad.jp ntp2.jst.mfeed.ad.jp ntp3.jst.mfeed.ad.jp
NTP
がメイン、FallbackNTP
が予備。- 複数のサーバを設定する場合は半角スペースで区切る。
4. 時刻同期デーモンの再起動
設定を有効化するために時刻同期デーモン systemd-timesyncd を再起動する。
# systemctl restart systemd-timesyncd
- 元々 ntpd や chronyd を起動していた場合は systemd-timesyncd は起動していなかったであろうから、
restart
でなくstart
とする。
5. 時刻同期デーモン自動起動の設定
元々 ntpd や chronyd を起動していなかった場合は systemd-timesyncd は自動起動する設定になっているはず。
自動起動する設定になっていなかった場合は、設定しておく。
# systemctl enable systemd-timesyncd
# systemctl is-enabled systemd-timesyncd
以上。
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