Debian 11 (bullseye) - PHP インストール(Nginx と連携)!
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Debian GNU/Linux 11 (bullseye) に PHP をソースをビルドしてインストールし、 Web/リバースプロキシサーバ Nginx と連携する方法についての記録です。
以前古いバージョンでの作業時に残していた記録を参考に作業を行い、今回更新した作業記録を貼付する形式の内容となっています。
(当然ながら、興味がなければスルーしてください)
0. 前提条件
- Debian GNU/Linux 11.2.0 (bullseye; 64bit) での作業を想定。
- サーバ用途なので、作業は基本的に全て一般ユーザから root になって行う。
- クライアント側も Debian GNU/Linux 11 (bullseye; 64bit) を想定。
- Web サーバとして Apache2 でなく Nginx と連携させることを想定しているので、 Nginx がインストール済みであること。(参照: Debian 11 (bullseye) - Web サーバ Nginx 構築(Nginx 公式リポジトリ使用)!)
- 標準リポジトリから PHP 7.4 系をインストールする。
- root ユーザでの作業を想定。
1. PHP のインストール
# apt -y install php php-cgi php-fpm php-common php-pear php-mbstring
2. インストールの確認
# php -v
PHP 7.4.21 (cli) (built: Jul 2 2021 03:59:48) ( NTS )
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v3.4.0, Copyright (c) Zend Technologies
with Zend OPcache v7.4.21, Copyright (c), by Zend Technologies
3. php-fpm 設定ファイルの編集
user
, group
等を Nginx と同じものに編集する。
ついでに、ソケットファイルの設定も確認しておく。
File: /etc/php/7.4/fpm/pool.d/www.conf
4. PHP 設定ファイルの編集
タイムゾーンを設定する。(日本時間)
File: /etc/php/7.4/fpm/php.ini
5. Nginx 設定ファイルの編集
File: /etc/nginx/conf.d/default.conf
6. 表示テスト用 PHP ソースの作成
ドキュメントルートへ以下のような内容の phpinfo.php
を作成する。
File: phpinfo.php
7. サービスの再起動
# systemctl restart nginx
# systemctl restart php7.4-fpm
8. 動作確認
プラウザで http://<サーバアドレス>/phpinfo.php
にアクセスしてみて、 PHP 情報ページが表示されればよい。
9. 参考サイト
以上。
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