Scientific Linux - TeXworks インストール!
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Scientific Linux のデスクトップ環境に \(\TeX\) を扱う GUI ツール TeXworks をインストールしてみました。 当然、\(\TeX\) 環境は導入済みです。
以下、作業記録です。
作業メモ
0. 前提条件
- Scientific Linux 6.3 (64bit) での作業を想定していますが、他のディストリビューションでもほぼ同じだと思います。
- Tex Live 2012 が導入済み。 導入方法は CentOS - TeX Live 2012 インストール! を参照。
- TeX の詳細(文法等)については、ここでは説明しません。
1. 必要なパッケージのインストール
TeXworks のインストール必要なパッケージをあらかじめインストールしておく。
# yum -y install subversion
# yum -y install poppler-devel
# yum -y install poppler-qt4-devel
# yum -y install qt-devel
# yum -y install hunspell-devel
# yum -y install dbus-devel
2. TeXworks のインストール
以下の手順で TeXworks をインストールする。
# cd /tmp
# svn checkout http://texworks.googlecode.com/svn/trunk/ texworks-read-only
# cd texworks-read-only
# /usr/lib64/qt4/bin/qmake-qt4
# make install
3. インストール確認
これで、[ アプリケーション ] - [ オフィス ] に [ TeXworks ] ができているはず。 クリックして起動するか確認してみる。
4. シェルスクリプト作成
texファイル → platex → dviファイル → dvipdfmx → pdfファイル → PDFビュア という流れで tex ファイルから PDF を作るのですが、これを一連で処理するためのスクリプトを作成する。
# vi /usr/local/texlive/2012/bin/x86_64-linux/pdfplatex.sh
#!/bin/sh
platex $1 || exit 1
dvipdfmx $1 || exit 1
※以降の作業でシェルの所有者によるエラーが発生する場合は、所有者を実行するユーザに変更してみる。
# chown hoge:hoge /usr/local/texlive/2012/bin/x86_64-linux/pdfplatex.sh
5. タイプセットの変更
メニューの [編集] - [設定] を開き、[タイプセット] タブのタイプセットの方法に「pdfpLaTeX」を追加する。
- 名前:pdfpLaTeX
- プログラム:/usr/local/texlive/2012/bin/x86_64-linux/pdfplatex.sh
- 引数:$basename
そして、作成した「pdfpLaTeX」を最上位に移動し、デフォルトも「pdfpLaTeX」に変更する。
6. 動作確認
tex ファイルを作成し、左上にあるタイプセットボタンをクリックする。 構文にエラーがなければ、自動で dvi ファイル、pdf ファイルを作成し、PDFビュアで作成された PDF が表示されるはずです。 ※\(\TeX\) そのものについての詳細ここでは述べません。別途お調べ下さい。
やはり、tex ファイルから dvi ファイル、pdf ファイルを作るまでの作業をコマンドだけで行うより断然楽です。
以上。
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