CentOS 7.0 - Ruby 2.1.2 インストール(ソースビルド)!

Updated:


「CentOS 7.0 - Ruby 2.1.2 インストール(ソースビルド)」についての記録です。

(旧バージョンでの作業記録を更新しました。興味がなければスルーしてください)

0. 前提条件

  • CentOS 7.0-1406(x86_64) を NetInstall で最小限インストールしている。
  • サーバ用途なので、作業は基本的に全て一般ユーザから root になって行う。
  • クライアント側は Linux Mint 17 を想定。
  • 当記事執筆時点で最新の Ruby 2.1.2 をインストールする。
  • RPMforge リポジトリ導入済み。(CentOS 7.0 - リポジトリ追加

1. 必要ライブラリのインストール

やりたいこと等により導入するライブラリも異なるだろうが、取り急ぎ以下をインストールした。(libyaml-devel は Ruby インストール前にインストールしておかないと、Ruby インストールに成功しても gem コマンド関連で不具合が生じる)

# yum -y install ncurses-devel gdbm-devel readline-devel libyaml-devel

2. アーカイブファイルダウンロード&展開

アーカイブファイルをダンロードし、展開する。(ダンロード先は “/usr/local/src” としている)

# cd /usr/local/src
# wget http://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.1/ruby-2.1.2.tar.gz
# tar zxvf ruby-2.1.2.tar.gz

3. ビルド&インストール

ビルド&インストールは以下のように行う。(よくある .configure, make, make install

# cd ruby-2.1.2
# ./configure
# make
# make install

4. インストール確認

以下のようにバージョンを表示させてみて、インストールできているか確認する。

# ruby -v
ruby 2.1.2p95 (2014-05-08 revision 45877) [x86_64-linux]

5. gem 最新化

今後のために、gem を最新に更新しておく。

# gem -v
2.2.2
# gem update --system
# gem -v
2.4.1

6. gem の設定

サーバ環境ではドキュメントは不要であるので、RubyGems パッケージインストール時にドキュメントをインストールしないよう “~/.gemrc” に設定する。(RubyGems パッケージインストールの都度 --no-ri --no-rdoc オプションを使用しなくてもよいように)

File: /etc/gemrc

1
2
install: --no-document
update: --no-document

ちなみに、今ではもはや --no-ri, --no-rdoc というオプションは Deprecated(非推奨)。(gem help install で確認)

7. 動作確認

適当にコーディングして、正常に動作するか確認する。 Ruby スクリプトファイルを作成して実行してもよいし、irb や pry でコーディングしてもよい。以下はコマンドラインから実行した例。

# ruby -e '5.times {puts "Hello Ruby!"}'
Hello Ruby!
Hello Ruby!
Hello Ruby!
Hello Ruby!
Hello Ruby!

以下は、gem install pry で Pry ライブラリをインストールしてコーディングした例。

# pry
[1] pry(main)> 5.times {puts "Hello Pry!"}
Hello Pry!
Hello Pry!
Hello Pry!
Hello Pry!
Hello Pry!
=> 5
[2] pry(main)> 

参考サイト


以上。





 

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