LMDE 3 - TeXworks インストール(ソースビルド)!
Updated:
\(\TeX\) を扱うための GUI ツール TeXworks を LMDE 3 (Linux Mint Debian Edition 3) に、ソースをビルドしてインストールする方法&設定についての記録です。
0. 前提条件
- LMDE 3 (Linux Mint Debian Edition 3; 64bit) での作業を想定。
- TeX Live 2018 がインストール済みであることを想定。(参照:「LMDE2 - TeX Live 2016 のインストール(by ISO イメージ)!」)
1. ライブラリのインストール
TeXworks のインストールに必要なライブラリをインストールしておく。
$ sudo apt install libqt4-dev libpoppler-qt4-dev libhunspell-dev
依存するライブラリもインストールされる。
2. TeXworks のインストール
$ git clone https://github.com/TeXworks/texworks.git
$ cd texworks
$ mkdir build
$ cd build
$ cmake ..
$ make
$ sudo make install
3. TeXworks の起動
メニューの「オフィス」に “TeXworks” ができているので、クリックして起動してみる。(メニューになければ、マシンを再起動してみる)
4. シェルスクリプト作成
texファイル → platex → dviファイル → dvipdfmx → pdfファイル → PDFビュア という流れで tex ファイルから PDF を作成するのだが、これを一連で処理するためのスクリプトを作成する。
File: /usr/local/texlive/2018/bin/x86_64-linux/pdfplatex.sh
1
2
3
#!/bin/sh
platex $1 || exit 1
dvipdfmx $1 || exit 1
そして、実行権限を付与。
$ sudo chmod +x /usr/local/texlive/2018/bin/x86_64-linux/pdfplatex.sh
※以降の作業でシェルの所有者によるエラーが発生する場合は、所有者を実行するユーザに変更してみる。
$ sudo chown hoge:hoge /usr/local/texlive/2012/bin/x86_64-linux/pdfplatex.sh
5. タイプセットの変更
メニューの [編集] - [設定] を開き、[タイプセット] タブの [タイプセットの方法] に “pdfpLaTeX” を追加する。
- 名前:
pdfpLaTeX
- プログラム:
/usr/local/texlive/2018/bin/x86_64-linux/pdfplatex.sh
- 引数:
$basename
そして、作成した pdfpLaTeX
を最上位に移動し、デフォルトも pdfpLaTeX
に変更する。
6. 動作確認
tex ファイルを作成し、左上にあるタイプセットボタンをクリックする。 構文にエラーがなければ、自動で dvi ファイル、pdf ファイルを作成し、PDFビュアで作成された PDF が表示されるはずです。 ※\(\TeX\)そのものについての詳細ここでは述べません。別途お調べ下さい。
以上、
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