Debian 10 (buster) - Ruby 2.6 インストール(ソースビルド)!
Updated:
Debian GNU/Linux 10 (buster) に Ruby 2.6 をソースをビルドしてインストール方法についての記録です。
以前古いバージョンでの作業時に残していた記録を参考に作業を行い、今回更新した作業記録を貼付する形式の内容となっています。
(当然ながら、興味がなければスルーしてください)
0. 前提条件
- Debian GNU/Linux 10 (buster) での作業を想定。
- 接続元のマシンは LMDE 3 (Linux Mint Debian Edition 3; 64bit) を想定。
- インストールする Ruby は 2.6.4 である。
- root ユーザでの作業を想定。
1. 必要パッケージのインストール
Ruby のインストールに必要なパッケージを予めインストールする。(他に必要なものがあればインストールする)
# apt -y install libffi-dev zlib1g-dev libssl-dev libreadline-dev \
libgdbm-dev libbison-dev libmariadbclient-dev
2. アーカイブファイルのダウンロード&展開
アーカイブファイルをダンロードし、展開する。(ダンロード先は “/usr/local/src” としている)
# cd /usr/local/src
# wget https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.6/ruby-2.6.4.tar.gz
# tar zxvf ruby-2.6.4.tar.gz
3. ビルド&インストール
ビルド&インストールは以下のように行う。(よくある .configure
, make
, make install
)
# cd ruby-2.6.4
# ./configure
# make -j$(grep '^processor' /proc/cpuinfo | wc -l)
# make install
4. インストールの確認
バージョンを表示させてみて、インストールできているか確認する。
# ruby -v
ruby 2.6.4p104 (2019-08-28 revision 67798) [x86_64-linux]
5. ドキュメントの非インストール設定
サーバ環境には RubyGems ライブラリのドキュメントは不要なので、 RubyGems ライブラリインストール時にドキュメントをインストールしないように設定する。
File: ~/.gemrc
ちなみに、今ではもはや --no-ri
, --no-rdoc
というオプションは Deprecated(非推奨)。(gem help install
で確認)
6. gem の最新化
今後のために、gem を最新に更新しておく。
# gem -v
3.0.3
# gem update --system
# gem -v
3.0.6
7. 動作確認
適当にコーディングして、正常に動作するか確認する。
Ruby スクリプトファイルを作成して実行してもよいし、irb
や pry
でコーディングしてもよい。以下はコマンドラインから実行した例。
# ruby -e '5.times {puts "Hello Ruby!"}'
Hello Ruby!
Hello Ruby!
Hello Ruby!
Hello Ruby!
Hello Ruby!
以上。
Comments