Debian 11 (bullseye) - Ruby 3.0 インストール(ソースビルド)!
Updated:
Debian GNU/Linux 11 (bullseye) に Ruby 3.0 をソースをビルドしてインストール方法についての記録です。
以前古いバージョンでの作業時に残していた記録を参考に作業を行い、今回更新した作業記録を貼付する形式の内容となっています。
(当然ながら、興味がなければスルーしてください)
0. 前提条件
- Debian GNU/Linux 11.1.0 (bullseye; 64bit) での作業を想定。
- 接続元のマシンも Debian GNU/Linux 11 (bullseye; 64bit) を想定。
- インストールするは当記事執筆時点で最新の Ruby は 3.0.2.
- root ユーザでの作業を想定。
1. 必要パッケージのインストール
Ruby のインストールに必要なパッケージを予めインストールする。(他に必要なものがあればインストールする)
# apt -y install libffi-dev zlib1g-dev libssl-dev libreadline-dev \
libgdbm-dev libbison-dev libmariadb-dev
2. アーカイブファイルのダウンロード&展開
アーカイブファイルをダンロードし、展開する。(ダンロード先は /usr/local/src
としている)
# cd /usr/local/src
# wget https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/3.0/ruby-3.0.2.tar.gz
# tar xvf ruby-3.0.2.tar.gz
3. ビルド&インストール
ビルドインストールは以下のように行う。(よくある .configure
, make
, make install
)
# cd ruby-3.0.2
# ./configure
# make -j$(grep '^processor' /proc/cpuinfo | wc -l)
# make install
4. インストールの確認
バージョンを表示させてみて、インストールできているか確認する。
# ruby -v
ruby 3.0.2p107 (2021-07-07 revision 0db68f0233) [x86_64-linux]
5. ドキュメントの非インストール設定
サーバ環境には RubyGems ライブラリのドキュメントは不要なので、 RubyGems ライブラリインストール時にドキュメントをインストールしないように設定する。
File: ~/.gemrc
6. gem の最新化
今後のために、gem を最新に更新しておく。
# gem -v
3.2.22
# gem update --system
# gem -v
3.2.27
7. 動作確認
適当にコーディングして、正常に動作するか確認する。
Ruby スクリプトファイルを作成して実行してもよいし、irb
や pry
でコーディングしてもよい。以下はコマンドラインから実行した例。
# ruby -e '5.times {puts "Hello Ruby!"}'
Hello Ruby!
Hello Ruby!
Hello Ruby!
Hello Ruby!
Hello Ruby!
以上。
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